日本人は布団が好き。
床にお布団を敷いて寝るのが好き。
ホントのことをいうと、マットレス式のベッドのほうが、床から数十cmの高さを確保することができ、床から舞い上がるホコリを寝てるときに吸わなくてもいいんで、衛生的ですし、毎日布団をあげたりしなくていんで楽なんですが、マットレス式のベッドは場所をとります。
そこで、狭い空間に住む日本人は床に布団を敷くのです。
畳やフローリングの上に直接布団を敷く場合、当然毎日、起きたら布団を畳んで押し入れに入れるなりするのが基本です。
布団を敷いたままで使うことは、最初から想定されていないので、布団を敷いたままにしておくと、一般的な日本の住環境では、布団のしたに結露が発生し、布団はじめじめし始め、やがてカビが発生します。
カビには、チーズや納豆を作る良いカビも存在しますが、布団のしたに生えるカビは、あまり好ましいものではありません。
最近の日本では、畳よりもフローリングが好まれますが、フローリングと布団は、湿気の面でみると相性が悪い。畳と違って、フローリングでは布団の湿気の逃げ場がなく、カビが生えやすくなります。
温度(5~35℃前後)と湿度(60%~99%)と養分(ほとんどの有機物)があれば、カビは発生します。
さて。
布団にカビが発生してしまった場合、発生したカビの除去には水洗いが最適です。
しかし、ただ水洗いしただけではカビは取れません。
殺菌力のあるシミ抜き剤を使用し、すこしづつ時間をかけてカビを徐去する必要があります。
布団に発生したカビは、いったん除去できたたとしても、根本的な解決にはなりません。
カビが発生した原因を解決しない限り、またカビは発生します。
布団を丸洗いする方法もありますが、カビによる色素の斑点が大きく発生していたり、発生から長い期間が経過してしまっている場合は、完全にカビを落とすことができません。
一番の対策は、お布団にカビを発生させないこと。
そのためには、すのこベッドの導入です。