すのこベッドの基本

すのこベッドと普通のベッド。どっちがいいの?日本にはなぜすのこベッドがあるのか

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すのこベッドです。

このサイト(当初はseesaaブログ上で運営されていました)は、我が国におけるすのこベッドの草分け的存在であると自負しておりましたが、ここ数か月、投稿をサボっておりましたら検索結果の順位が大いに下がりました。

上位10番以内に入らないのも、愛好会を名のる当会の恥と考え、新たなる投稿で検索エンジンのご機嫌を伺おうと思った次第です。

すのこベッドと日本人

さて。

あらためて「すのこベッド」について考えてみます。
ここでいう「すのこベッド」とは厚さが10CM以下のものを指します。

「すのこベッド」とゆー名称が定着していますが、実質的には「すのこマット」と呼ぶべきものであります。
この妙な家具は、現在のところ日本にしか存在していません(たぶん)。

正確に言えば、「すのこベッド」の多くは、お隣の中華人民共和国の労働者によって製造されているわけですので、中国にも存在はしています。
しかし、中国人は「すのこベッド」を使いません。

なぜでしょうか?

当たり前ですが、中国人は床(ゆか)に寝る習慣がないからです。

日本では、床は床(ゆか)であるとともに床(とこ)でもあるのです。
すなわち、床に直接横になって眠る習慣こそは、日本人のDNAに刻みこまれた民族的行動なのです。

これだけ四足の肉を喰うようになっても、日本人の多くは床に直接寝ることに違和感を感じるどころか、長年ベッドで寝ている日本人でも、たまに和風旅館などに泊まって畳の上に敷かれた布団に横になったとき、おおきな満足を覚えるものなのです。

しかしながら、住環境は変化し、昔は当たり前だった畳の床は駆逐されて木質系のフローリングに取って代わられました。しかも、高気密高断熱な居住空間はあたりまえになり、昔よりも湿気がこもり、結露の可能性が飛躍的に高くなったのです。
住環境がこれほどまでに変わったにも関わらず、日本人の心は変わらない。

どうしても床に布団を敷いて寝たい。
そんな願いから、この異形の家具、「すのこベッド」は誕生したのです。

でもね。

広い住環境があって、寝るだけのために使える「寝室」をお持ちなら普通の高さがあるベッドを使った方が楽です。
特にお年寄りには床に布団は物理的にきついです。

そう考えると「すのこベッド」は住環境が狭くて、寝室が確保できない層のために作られた家具であると言えます。
いわゆる集合住宅にお住いのみなさんが「すのこベッド」のメインターゲットなわけですね。
集合住宅に住む人々に「すのこベッド」を選択スルメリットがどこにあるか、ここで再確認しておきましょう。

 

すのこベッドのメリット

あらためて確認します。

すのこベッドのライバルは何でしょう。

そうです。ベッドです。

ここでは、【すのこベッド VS 普通のベッド】とゆー対立軸で考えます。
ユーザーの立位置は【賃貸の集合住宅で暮らす日本人】です。

●部屋の使い勝手

すのこベッドの勝ち。説明するまでもありません。普通のベッドは一定の空間を占拠します。しかも24時間。永遠にです。やりようによっては、ベッドの上で食事をしたり運動したり勉強したりもできることはできますが日本人としての美意識がそれを許しません。

すのこベッドであれば、寝るときにだけ広げて、昼間は収納したり、布団をかけて布団干ししたりできます。

●ほこりの影響

これは高さのある普通のベッドの勝ちです。

ホコリは床に近くなるほど存在していると考えて結構だからです。
ただ、日本人は1000年以上、ホコリが多いと考えられる床付近で寝続けて来たのですから、何をいまさらとゆー感もあります。

●湿気の影響

これも普通のベッドの方が影響を受けにくいのですが、多くのすのこベッドには布団干しできる機能が備えられています。この機能をしっかり使えば、普通のベッドを超える湿気の少ない布団環境を実現することが可能です。

最悪なのは、フローリングに布団の直敷きです。
しかも数日間、敷いたままだったりすると悲惨です。その環境にもよりますが、かなり高い確率で布団がカビだらけになります。

●掃除のしやすさ

すのこベッドの勝ち。これはもういうまでもありません。最新型のすのこベッドを使えば、すのこベッドに布団を載せたまま、布団干し状態へ移行させることができますから、お掃除のときも簡単です。

すのこベッドの最高傑作「エアライズ」

ベッドではこうはいきません。長い柄の付いたブラシで掃除しない限り、ベッドの下にはほこりがたまる一方です。

●引っ越しのしやすさ

言うまでもありませんがすのこベッドの勝ちです。
すのこベッドなら、一人でも、女性でも楽々運べます。

分割できないベッドではこうはいきません。

以上みてきたように、居住空間が狭い賃貸住宅で、今後引っ越しする可能性が大いにあるって方には、すのこベッドとゆー選択は最強です。
間違ってもしないでいただきたいのは、フローリング床へのお布団のじか敷きです。

現在、ふとんを直にフローリングに敷かれているあなた。
悪いことはいいません。

ぜひ、すのこベッドの導入をご検討ください。

令和時代の「すのこベッド」ランキング ベスト3

すのこベッドは千差万別。どんなすのこベッドを買えばいいか迷っちゃうあなたに、ズバリのおすすめをご紹介いたします。

第1位 現時点で最高峰のすのこベッド。数々のアイディアが盛り込まれたエアライズ

まさに令和時代の最高峰のすのこベッドです。数々のアイディアとグッドデザイン賞受賞の実績。なによりもそのスプリングが仕込まれたワンタッチの折りたたみ構造と簡単に取り付けられるストッパーは秀逸です。誰もが納得の堂々の第一位のすのこベッドです。縦使いの桐材にミゾ加工を施し、あろうことかもったいなくも、みやび格子と名付けた構造がなんともはやのグッドデザイン賞受賞品です。

第2位 純国産。栃木県で製造されている良心的なすのこベッド。すのこベッドの王道です。

栃木県鹿沼市で作られている安心のホンモノの日本国産すのこベッド。材料は、ひのきと桐から選択できます。オーソドックスな形ですが、すのこベッド界のロングセラーです。

第3位 まさにこれがオリジナル。アイディア勝負の中居木工が生み出したすのこベッド

家具業界の発明家、中居木工が生み出したすのこベッドです。まさに無から有を生み出す、完全なオリジナリティに溢れた製品です。

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