ロールすのこベッドです。
くるくる巻けてしまうその薄さ。
これこそまさに、当愛好会が愛好するチープなすのこベッドの典型です(下図参照)。
■図:典型的なすのこベッド(ロール式)
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なんといっても、この価格。3000円を切ります。まさしくリーズナブルです。
この漂白された桐材の板の厚みも絶妙です。
桐は柔らかい材料なので、ある程度、曲がるというかシナります。
裏面には床への傷付け防止の樹脂も貼られています。
まさしくチープな家具の代表ですが、払う金額に対して得られる効果が満足できれば商品として成立します。
チープなロール式すのこマットでも、これを使うと使わないとでは大違い。
布団下の結露に悩まされているのなら、一定の効果はあります。
一定の効果とは、使わないよりマシという相対的なものであり、このロール式すのこマットを使っているからといって、布団を敷いたままにしてもOKということはありません。
使用環境によっては、油断すると、カビが生えます。
実用面で考えれば、すのこベッドは高さ(厚み)が高いほど、湿気に対しては効果があります。
部屋が狭くて、普通の足つきベッドとか固定式ベッドなんか使ってられるかという方や、頻繁に引っ越しがある方にはぴったりです。
ただ、このロール式のすのこベッド、決定的に不利なのは、布団干しとして使えないという点です。
2つ折りタイプや4つ折りタイプのすのこベッドは、布団干しとしての機能が付加されているのがふつうですが、このロール式には、それが無理。
まあ、丸めて立てたこのロール式の上に布団を掛けてしまうって手はありますがね。
その場合は、自己責任でお願いします。